2024.11.10
遺言
今回も、実際に当社でお手続きをされたお客様の事例をご紹介します。
【相談内容】
・ご自身はガンを患っており、奥様も入院中。お子様は2人。
・ご長男には障がいがあり、施設に入所している状況。
・将来は遠方へ住んでいる二男へ家族のことをお願いすることになる。
・できるだけ家族の負担を軽くできるように、今から自分にできることをしておきたい。
【みらいえ相続税理士法人の対応】
・相続が発生した際、奥様やご長男の状況からスムーズに遺産分割協議を行うことが難しいと判断しました。
・相談者様の財産状況をお伺いし、将来的に相続税の申告が必要になることも分かりました。
ここからのお手続きは下記の手順で対応しました。
① 相談者様へ公正証書遺言の作成をご提案。
② 遺言書の内容について、障害者控除が満額控除できる分け方をアドバイス。
③ 有価証券の割合が多かったため、相続が発生した際に葬儀費用等に
すぐに使えるような流動性の預金口座へ準備金の助言。
④ 遺留分侵害額請求を受けた場合のリスクを確認し、公正証書遺言を作成。
⑤ 公証人役場に証人を手配。
その後、しばらくして二男様から相談者様が他界されたと連絡がありました。
公正証書遺言通りの手続きを行いました。
【今回のポイント】
・公正証書遺言があるため、入院中のお母様のご負担もなく、障がいのあるご長男に特別代理人を付けなくとも相続のお手続きを進めることができました。
・遺言作成の段階から携わっていたため、障害者控除を考慮した相続税申告で税金をゼロにすることもできました。
生前に相談者様が希望していた通り、実務面においても税金面においても、残されご家族の負担を軽くすることができました。
みらいえ相続税理士法人では、お客様の抱える問題を一つひとつ解決していき
相続のお手続きから発生後の生活のことまでを含めて、トータルでサポートしていきたいと
考えております。「どこに相談すればよいのか分からない」と悩む方を一人でも多く救えるよう、
グループネットワークを駆使して対応いたします。