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税務調査に入られないためにはどうしたらいいのか③

税務調査

佐藤 智春

税務調査に入られないために

相続税申告を行う際に必ず意識しなければならないこととして、税務調査対策が挙げられます。
税務調査と聞くと漠然とした不安や疑問を抱く方も多いです。
そもそも税務調査とは何か、
どういった場合に税務調査に入られるのか、
税務調査に入られないためにはどうしたらいいのか、
複数号にかけて相続税専門税理士である当社からポイントをお伝えいたします。
最終となる今回は、税務調査に入られないために生前から気を付けておくべき点をいくつかご紹介します。

税務調査に入られないために今からしておくべきこと

財産、債務の棚卸し

→相続財産になりうるもの(不動産、預貯金、有価証券、生命保険、ゴルフ会員権、債務等)
が全体としてどれくらいあるか、生前のうちから棚卸しをしてしっかり把握しておくことが重要です。
不動産であれば共有持分を持っているものがないか、預金であれば名義預金になるものはないか、
保険では保険料を払っているものを洗い出すことで、相続財産の漏れを防ぐことができます。

入出金の精査

→生前に不明入出金が多いと税務署は財産の漏れの可能性を疑います。
生前の大きなお金の出し入れ(通常の生活費とは異なるお金の出し入れ)について、
何に使われたものか、どこに移動したものか、通帳等にメモをしてしっかり記録しておくことが重要です。
例えば、リフォーム代、孫への結婚祝い、証券口座への資金移動などです。

→資金移動の中でも、暦年贈与(年間110万円の非課税枠を利用した生前の贈与)を
繰り返し行うことで、将来の相続税を軽減することが可能です。
しかし、正しいやり方で行っていないと将来的に税務署から生前贈与を否認されるケースもあります。
暦年贈与を行う場合は、事前に税理士のアドバイスを受け、正しい進め方を身につけてから
実行していくことをお勧めします。

まとめ

以上、税務調査に入られないために気を付けておくべき点をご紹介しました。
相続税の申告を行う上で最も怖いのが税務調査に入られてしまうことです。
税務調査に入られないために、生前からの対策を含め、
相続税専門税理士である当社に是非ご相談ください。

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[監修]

佐藤 智春代表 税理士・行政書士

経歴:仙台大原簿記専門学校卒業後、宮城県で最年少税理士登録。20年以上の実務経験を持ち相続専門税理士として数多くの案件を手がける。(2023年相続税申告実績/179件) 相続専門税理士佐藤智春は税理士の日(2月23日)に産まれた40歳です(2024年現在)。若いからこそ、二次相続はもちろん、三次相続までサポートできます。多くの案件をこなしているからこそ三次相続まで見据えた遺産の分け方を提案しています。

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