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銀行解約してお金を分けたら贈与になるの?

生前対策

佐藤 智春

銀行解約してお金を分けたら贈与になるの?

『亡くなった方の銀行口座の解約をして、そのお金を兄弟でわける』というパターンです。

大事なのは、遺産分割協議書を作成し、「どの銀行口座の預金を、誰が、どの割合で分けるのか」をきちんと明記することです。

しかし、その前に、相続人は誰なのか?明確になっていますか?
その上で遺産分割協議書を作成します。
詳しくは『相続講座⑥ 相続手続きってなに?』をご欄ください。

ちなみに、遺産分割協議に基づいて銀行口座の解約をする場合は、
以下の書類を金融機関に提出することになります。

  • 金融機関所定の払い戻し請求書
  • 相続人全員の印鑑証明書
  • 被相続人の出生から死亡までの戸籍謄本
  • 各相続人の現在の戸籍謄本
  • 被相続人の預金通帳、キャッシュカード
  • 遺産分割協議書(相続人全員が実印で押印)

その他、金融機関によっては用意する書類が異なる場合もありますので、
直接問い合わせて確認する必要があります。

贈与税はかかるのか?

さて、上記を揃えて銀行口座を解約し、お金を遺産分割協議書に基づいて分けた場合、
贈与税はかかるのか?ですが、
贈与税はかかりません。

しかし、金額によっては相続税の対象になる場合がありますので、ご注意ください。
『相続講座⑤ 基礎控除ってなに?』相続税がかかるか否かを判断する基準となるものはこちらをご覧ください。

まずは自己判断せずに、相続の専門家にご相談することをオススメします。

選ばれる理由

まとめ

亡くなった父の銀行口座の解約に行くんだけど、解約後のお金を兄弟で分けたら贈与になるの?
○今回は『亡くなった方の銀行口座の解約をして、そのお金を兄弟でわける』というパターン
○大事なのは、遺産分割協議書を作成し、「どの銀行口座の預金を、誰が、どの割合で分けるのか」ときちんと明記すること
○遺産分割協議書に基づいて分けた場合、贈与税はかからないが、金額によっては相続税の対象になる場合がある

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[監修]

佐藤 智春代表 税理士・行政書士

経歴:仙台大原簿記専門学校卒業後、宮城県で最年少税理士登録。20年以上の実務経験を持ち相続専門税理士として数多くの案件を手がける。(2023年相続税申告実績/179件) 相続専門税理士佐藤智春は税理士の日(2月23日)に産まれた40歳です(2024年現在)。若いからこそ、二次相続はもちろん、三次相続までサポートできます。多くの案件をこなしているからこそ三次相続まで見据えた遺産の分け方を提案しています。

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