亡くなる前に多額の引き出しがあった場合、税理士はどこに着目するのか解説しています。
今回は節税につながるお金の使い方で効果的でした。
ぜひ最後までご視聴ください。
今回の相続は、亡くなる前に多額のお金が引き出されていたことが特徴でした。
亡くなる2年前に多額のお金の引き出しがありましたが、
こちらの使い道を確認したところ、自宅の新築をしたということでした。
亡くなった方が自分の住むための自宅を用意されていました。
その引き出した金額と建築費用を照らし合わせた時に、
差額が生じなければ問題ないということになりますので、
引き出したお金と建築費を比較させてもらいました。
結果、差額が大きく出てきませんでしたので、
引き出したお金はすべて建築代金に充てられたということになります。
引き題した金額と建築費用を比較すると、引き出した金額の1/3が建築費用でした。
具体的には引き出した金額が2,000万円でした。建物の評価額が500万円でした。
相続の直前であっても、このようにお金を使って建物と建てることにより、
財産総額が減ることになります。
結果として、相続税が下がることになります。
今回の方は、相続税の税率が15%でしたので、1,500万円の15%が節税できたことになります。
金額でいうと225万円です。
このように預貯金で持っているよりも、不動産で持っていた方が節税になるということが
今回の事例で結果として出てきたことになります。