相続は、
誰にでも訪れる出来事です。
まずは、自分の状況を
知ることが大切です。
相続専門税理士佐藤 智春
相続専門税理士として20年以上にわたり、相続税申告を中心とした業務に携わる専門家。税理士の日(2月23日)生まれ。学校卒業後、当時、宮城県で最年少の税理士登録を果たす。個人の相続税申告件数としては異例の年間180件以上を手がけ、過去17年間の税務調査率は0.003%。相続後も、お客様が安心して暮らしを続けられるように、過去の資金の流れや背景などを丁寧に確認し、将来を見据えた提案を行っている。
公務員の相続
よくある間違い
公務員の相続では、退職金や預貯金、持ち家などにより、財産が想像以上に多くなることがあります。相続税申告や相続手続きで困らないように、早めの確認が大切です。
間違い1
自分は大丈夫
という思い込み
退職金・預貯金・持ち家などで、財産が想像以上になることもあり、確認が必要です。
間違い2
見えにくい
財産の見落とし
共済貯金・財形貯蓄・保険などは家族が把握しにくく、確認不足で申告漏れになります。
間違い3
二次相続を
考慮しない
配偶者の税額軽減に頼りすぎると、子ども世代の負担が増えることも、検討が必要です。
間違い4
自己流手続きで
期限遅れ
相続では財産調査・名義変更など多くの手続きがあります。期限前の整理が重要です。
公務員の相続
知りたい基本
公務員の相続では、長年の勤務で大切に築いてきた資産が、相続税の対象となる場合があります。まずは、財産の基本を知ることが重要です。
あまり知られていない、
公務員相続の問題点
なぜ、定年退職した公務員の
多くに相続税がかかるのか?
かつて相続税は、「一部の富裕層にかかる税金」というイメージがありました。しかし、2015年の相続税法改正により基礎控除額が引き下げられ、相続税の申告が必要となるケースが増えています。特に、定年まで勤め上げた公務員世帯は、長年の安定した収入のもとで計画的に資産を築いてこられた方が多い傾向にあります。退職金や預貯金、持ち家などの資産が積み重なった結果、知らないうちに課税水準に達していることも少なくありません。これは特別なことではなく、まじめに働き、堅実に暮らしてきたからこその結果ともいえます。大切なのは、まだ見ぬ将来に不安を抱くことではなく、公務員相続のポイントを正しく知ることです。制度の特徴や注意点を理解しておくだけで、ご家族の将来の選択肢は大きく変わってきます。早めの確認が、安心への第一歩となります。
公務員の相続
大切なポイント
公務員の相続では、財産の金額だけでなく、基礎控除や自宅の評価、二次相続への備えも重要です。家族の将来に関わる大切なポイントを解説します。
公務員相続のポイント1
基礎控除の低さを理解しよう。
基礎控除額とは、相続税がかからない非課税枠のことです。遺産総額がこの金額を1円でも超えると、相続税が課税されます。基礎控除額は「3,000万円+600万円×法定相続人の数」で計算され、相続人が配偶者と子ども2人のご家庭では4,800万円となります。退職金や預貯金、自宅を合わせると、特別な資産家でなくても5,000万円を超えることは珍しくありません。さらに、不動産は時価ではなく相続税評価額で計算されるため、実際の価値との差に注意が必要です。評価方法や計算の仕組みを理解しておくことが大切です。生命保険金や死亡退職金も条件によっては課税対象となるため、総額の把握が欠かせません。公務員世帯にとっても、この基礎控除額の水準は重要なポイントです。
基礎控除額の計算方法
3,000万円600万円
法定相続人数
遺産総額が上記を超えると、
相続税が発生します。
相続人3人の場合、
基礎控除額4,800万円
※その他、特例など様々な制度があります。
公務員相続のポイント2
退職金の財産割合を把握しよう。
贅沢をせず、慎ましく暮らしてきたから、自分には相続は関係ないと考える方が多くいます。しかし、定年退職を迎え、退職金や自宅の評価額が明らかになることで、思いがけず相続税の対象となるケースもあります。退職金は、公務員世帯の相続において大きな割合を占める資産のひとつです。定年退職時の退職金は2,000万円を超えることもあり、これだけで基礎控除額の半分近くを占める場合があります。さらに、これまでの貯蓄や生命保険を合わせると、現金資産だけで3,000万円を超えることも珍しくありません。加えて、持ち家の評価額や共済制度の給付なども考慮すると、総額はさらに膨らむ可能性があります。大切なのは、退職金を含めた資産全体を把握し、早めに整理しておくことです。
公務員相続のポイント3
自宅が与える影響を考えよう。
都市部や地方中核都市で一戸建てを所有している場合、土地と建物の評価額が2,000万円〜4,000万円を超えることも珍しくありません。ここに退職金や預貯金が加わると、資産総額は基礎控除額を上回ります。例えば、退職金と預貯金が3,500万円、自宅の評価額が2,500万円の場合、合計6,000万円となり、相続人が3人でも1,200万円が課税対象となります。ごく一般的な持ち家であっても、相続税に影響する可能性があることを意識しておきましょう。早めの確認が将来の安心につながります。
国税庁「令和7年分路線価」
仙台市の住宅地の平均路線価
約35万円/坪
50坪の土地を所有している場合
35万円 × 50坪 = 約1,750万円
公務員相続のポイント4
二次相続も見据えて備えよう。
「配偶者が相続すれば税金が少なくなる」と聞いたことがある方も多いと思います。確かに、相続税には配偶者の税額軽減という制度があり、一次相続では税負担を大きく抑えられる場合があります。しかし、一次相続で配偶者に財産を集中させすぎると、将来その配偶者が亡くなられた際の二次相続で、子ども世代の税負担が大きくなることがあります。特に、公務員として働いてきたご家庭では、退職金や預貯金、保険、自宅などが積み重なり、想像以上の財産額になるケースもあります。相続では、目先の税額だけでなく、次の相続まで見据えた分け方を考えることが大切です。ご家族の状況や財産の内容を整理し、一次相続と二次相続の両方を踏まえて、早めに対策を検討しておきましょう。
その他5つのポイント
共済貯金の盲点
共済貯金や退職関連の積立は、銀行口座とは別に管理され、家族が把握しにくく見落としやすい財産です。確認不足は申告漏れにつながるため、勤務先や共済関係の資料も早めの整理が安心です。
未支給年金の誤解
未支給年金は相続財産と思われがちですが、一定の遺族が受け取る場合、原則として相続税の対象ではなく一時所得となります。相続税と所得税の区分を正しく整理することが重要です。
年金受給権の評価
個人年金などの年金受給権は、契約内容や受取人、保険料の負担者によって、相続税や贈与税の対象となる場合があります。公的年金と同じ感覚で判断せず、契約内容を慎重に確認しましょう。
土地評価額の上昇
地域によっては、土地や建物の評価額が想定以上に高くなることがあります。持ち家に預貯金や保険、退職金などが加わると、相続税の基礎控除を超える可能性があるため、早めの自宅評価確認が欠かせません。
ガラス張りの資産
公務員の給与や退職金は勤務先に記録が残りやすく、相続時にも把握されやすい財産です。死亡退職金は相続税の対象となる場合があるため、退職金・保険・年金関係の資料で早めに確認すると安心です。
公務員の相続
手続きの流れ
公務員の相続では、一般的な手続きに加えて、退職金や共済貯金、未支給年金などの確認も大切です。相続開始から申告・名義変更まで、基本の流れを整理しておくと安心です。
01
相続開始
02
相続人・財産の確認
03
相続放棄・
限定承認の検討
04
準確定申告の確認
05
遺産分割協議
06
相続税の申告・納付
07
名義変更・各種請求
08
不動産の相続登記
09
相続手続き完了
10
今後の相続相談
公務員相続で特に確認したいこと
退職金共済貯金未支給年金
持ち家の評価二次相続への備え
※一般的な流れの概要です。
状況により必要な手続きは異なります。
公務員の相続
累計12,000件以上の相談実績
みらいえ相続グループの特徴
※みらいえ相続グループ累計相談数(1999年〜現在)
みらいえ相続グループは、相続税申告から相続手続きまで対応する相続専門チームです。税理士法人・行政書士法人・不動産会社が連携し、状況に合わせてサポートいたします。
特徴1
年間180件以上
の相続税申告
年間180件超の相続税申告実績。専門税理士が、複雑な相続にも対応します。
特徴2
相続に特化した
専門チーム
相続専門として体制を整えており、相続税申告から二次相続まで一貫して対応します。
特徴3
ワンストップで
安心サポート
税理士法人・行政書士法人・不動産会社と連携し、不動産売却にも対応できます。
特徴4
地域密着で
相談しやすい
仙台事務所のほか、仙台三越にもサロンを設置。東京国分寺にも東京本社があります。
公務員の相続
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東京都国分寺市本町2丁目5-5 JPハウス2階


相続での間違いは、相続税の申告漏れだけでなく、
築いてきた大切な財産を失う恐れもあります。