【シルバーネット7月号掲載】新たな相続人が判明した場合の相続について

相談者:先日母が亡くなり、実は義理の兄がいることが分かりました。どうやら父の前に結婚していた方との間に子供がいたようです。
全くの初耳でどうしたら良いか分かりません。これからどのようにすれば良いでしょうか?

佐藤:このようなケースは決して珍しい事ではありません。まずは相続手続きの第一歩として、『相続人が誰なのか』を確定させる必要があります。そのために、お母様の「出生から死亡までの連続した戸籍謄本」と「相続人の現在の戸籍謄本」の収集を行います。戸籍の収集を行う事で、相続人を確定させる事ができます。戸籍収集は手間と時間と専門知識を要するため、相続専門の会社に依頼する事をお勧めいたします。

相談者:どこにいるのかも全く分からない義理の兄に、どのようにして連絡を取れば良いのでしょうか?

佐藤:戸籍収集の際に相続人の現住所が分かる「戸籍の附票」を取得しますので、義理の兄の現住所を把握する事ができます。一般的には、その住所に母が亡くなった事や、相続手続きに協力して欲しい旨のお手紙を出して頂く事になります。義理の兄から返事が届いたら、改めて相続人同士で母の遺産の分け方などの話合いをしていく事になります。また、お手紙は出したが返信がこない、返信があっても相続手続きに応じてくれない等の場合には、弁護士に相続人の間に介入してもらい、裁判所の調停手続きを利用する事になります。

相談者:相続の事は何も分からないので本当に助かります。実際に手続きをお願いしたいのですが、どのようにすればよろしいですか?

佐藤:はい。まずは事前にご予約の上、三越相続サロンにお越しください。相続アドバイザーが面談で相続の流れから分かりやすくご説明いたします。ご予約の際に必要書類などをお伝えいたしますので、面談時にお持ち頂ければスムーズなご提案が可能です。

相談者:ありがとうございます!まず三越相続サロンに予約します!